レインブーツのサイズ選びに関する留意点

雨の日だけでなく、アウトドアでも大活躍のレインブーツですが、そんな足元が悪い場面での出番が多いレインブーツですので、是非、サイズの合った履き心地の良い一足を見つけていただきたいと思っております。そこで、レインブーツのサイズ選びの際に気を付けていただきたいことを、いくつかご紹介させていただきます。
一つ目は、きつ過ぎないことです。パンプスなど通常の靴を購入される際にも、サイズ選びに慎重になる方は多いかと思いますが、レインブーツの場合は特に慎重になる必要があります。というのも、多くのレインブーツはラバーブーツであり、パンプスなどの革靴のように、履いているうちに素材が伸びて馴染んでくるということが、ほとんどないからです。きつ過ぎないかをよく確認して下さい。夕方頃に少し足がむくんだ状態での試し履きが良いでしょう。
二つ目は、中敷きの使用を想定するということです。ラバーブーツは皮に比べて通気性が良くありません。そのため、汗を吸湿してくれる中敷きを敷き、一日履いたら中敷きを出してよく乾燥させるというように使用しないと、ブーツ自体に臭いがつきやすく、結果的にブーツの寿命を縮めることになってしまいます。そして、吸湿効果のある中敷きは比較的厚みがあるものが多いため、入れない状態と比べるとサイズ感が大きく変わってきます。可能であれば、あらかじめ中敷きを用意し、その上で試し履きをされることをおすすめします。
三つ目は、筒丈(かかとから筒の最上部までのサイズ感)についてです。ショート丈のレインブーツでしたら、筒丈はお好みで良いと思いますが、ロング丈ですと筒丈が歩きやすさに影響しますので、丈が長過ぎないかをよく確認する必要があります。丈が長過ぎると、階段を上る時などに膝の裏側につっかかり、つらくなってきます。ラバーブーツは革製のブーツに比べて重みがあるものが多いということもあり、革製ブーツの場合よりも負担に感じることが多いようです。歩行がつらい状態が続くと、どうしても踵を引きずった歩き方になりがちで、ヒール部分が削れてしまいます。試し履きをする際に、膝の曲げ伸ばしや歩く動作をしてみて、動きにくくはないか、踵を引きずってしまっていないかを、よく確認して下さい。
せっかく購入されるレインブーツですので、デザインもサイズもぴったりの一足を見つけていただき、長く大切に使用していただけることを願っております。